「ローリング・ストーン」誌の記者出身だというキャメロン・クロウ監督のセンスで、各年代のヒット曲が厳選されています。
洋楽ファンにはおすすめのCDだと思います。
Nancy Wilson によるオリジナル曲も素晴らしいですね。
(米国ではオリジナル曲のみのCDも発売されている模様です)
誰しもが、人生において叶えたい夢を持っている。
しかしその夢は、現実では多くの場合叶えられることは無い。
ならば、リアルな夢と不都合な現実、そのどちらに身を置くことが私たちにとっての幸福なのか。
その境界線を彷徨う世界観が集約された、秀逸な音楽設計。
映画本編と共に、このCDもまた、幻想的な魅力に溢れていると感じます。
因みに、本編中で流された順番で表記すると以下の通りになります。
また、<>内は、本編で印象的だったものの、本CDには収録されていない曲を独断でピックアップしてみました。
2 Radiohead / Everything In Its Right Place
<From Rusholme with Love / Mint Royale>
8 Red House Painters / Have You Forgotten
1 R.E.M. / All The Right Friends
7 Looper / Mondo '77
9 Josh Rouse / Directions
4 Peter Gabriel / Solsbury Hill
12 Jeff Buckley / Last Goodbye
5 Julianna Gianni / I Fall Apart
10 Leftfield Feat. Afrika Bambaataa / Afrika Shox
11 Sigur Rós / Svefn-G-Englar
16 R.E.M. / Sweetness Follows
<Joan Osborne / One Of Us>
14 Bob Dylan / Fourth Time Around
15 Nancy Wilson / Elevator Beat
6 The Monkees / Porpoise Song
再び<Joan Osborne / One Of Us>
再び 6
13 Todd Rundgren / Can We Still Be Friends
<The Rolling Stones / Heaven>
<The Beach Boys / Good Vibrations>
<Sigur Ros / Njosnavelin (The Nothing Song)>
3 Paul McCartney / Vanilla Sky
17 The Chemical Brothers / Where Do I Begin
特に、本編の1:36:39頃から始まる●人シーンに流れる、上記「15」から「13」までの展開が素晴らしい!
因みに、「15」は本編の各所で様々なバリエーションが流れます。厳密にはこの「●人シーン」の曲と本CD曲はアレンジが異なっていますのでご了承ください。
版権等の制限もあるのかもしれませんが、本編後半の山場で流れる数曲が収録されていないのは残念です。
また、「6」については曲の後半1分強が収録されていませんが、濃厚な60年代テイストが伝わる部分だけにカットするのは違勿体ないと思います。
とはいえ、本CDの価値を減ずるものではありません。
未収録曲は Amazon のデジタルミュージックでダウンロードすれば良いのですから(笑)